Crucial Real SSD C300のプチフリ対策、耐久性向上テクニック

Crucial RealSSD C300の口コミ評価をまとめてみる

SSDの価格が値下がりしたので、導入を考えてみる。
現在もっとも売れているのが、容量64GBのCrucial RealSSD C300(64GB CTFDDAC064MAG-1G1)だ。
Crucial(クルーシャル)というブランドは聞きなれないかもしれないが、メモリーメーカー大手のMicron(マイクロン)の販売チャンネルの一つ。
64GBモデルは価格が1万円程度まで下がってきて、低価格で買えるSSDとして人気が高い。
128GBのCrucial RealSSD C300は2万円前後の実勢価格だ。

新製品Real SSD C400との違いは

新製品のC400の登場で旧製品のC300が値下がりしたわけだが、読み書き速度はC400の方が当然速い。
64GBモデルの速度の理論値はReadでおよそ17%、Writeで27%向上している。
ただし、キャッシュについては256MBから128MBにダウンしており、C300の方にアドバンテージがある。
こういった理由から64GBモデルなら価格の安いC300に人気が集まっている。

プチフリーズ問題は解決済み?

SSD特有の問題として、数秒あるいは数分にかけてフリーズする現象がある。
通称プチフリやフリーズ時間の長いものはガチフリなどと呼ばれている。
この問題はLPMをOFFにすることで解決する。LPMとはSATAに含まれるLink Power Management機能の略で、消費電力を抑えるシステムだ。
この設定をするにはレジストリの変更が必要になる。
以下のテキストをテキストエディタにコピペしてlpmoff.regというファイル名で保存し、実行すればOK。
しかし、当方環境では、以前プチフリを起こしてる。
IMEの日本語入力で変換するときに0.1秒ぐらいから0.7秒ぐらい固まることが頻発する。

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSetservicesiaStorParametersPort0]

“LPM”=dword:00000000
“LPMDSTATE”=dword:00000000
“DIPM”=dword:00000000

[HKEY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSetservicesiaStorParametersPort1]

“LPM”=dword:00000000
“LPMDSTATE”=dword:00000000
“DIPM”=dword:00000000

[HKEY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSetservicesiaStorParametersPort2]

“LPM”=dword:00000000
“LPMDSTATE”=dword:00000000
“DIPM”=dword:00000000

[HKEY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSetservicesiaStorParametersPort3]

“LPM”=dword:00000000
“LPMDSTATE”=dword:00000000
“DIPM”=dword:00000000

[HKEY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSetservicesiaStorParametersPort4]

“LPM”=dword:00000000
“LPMDSTATE”=dword:00000000
“DIPM”=dword:00000000

[HKEY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSetservicesiaStorParametersPort5]

“LPM”=dword:00000000
“LPMDSTATE”=dword:00000000
“DIPM”=dword:00000000

耐久性は向上した

フラッシュメモリはMLCとSLCの2タイプある。
Crucial RealSSD C300はMLCタイプのフラッシュメモリが採用されている。
MLCは安価で大容量化させやすいが、SLCと違って読み書きの耐久回数が1/10程度という欠点がある。
ただし最近はウェアレベリングの技術が向上し、普通の使い方で耐久性が問題になることは無くなりつつある。

また、耐久性を向上させるテクニックとしてRAMディスクの利用がある。
Gavotte Ramdisk(フリーソフト)でメインメモリ内にRAMディスクを作成し、Windowsのキャッシュファイルの場所として指定する。
SSDに対する読み書きの発生頻度を抑えることができるので耐久性が向上する。

ランダムアクセススピードの速さは快適

シーケンシャルスピードはHDDよりも劣ることが多いものの、ランダムアクセスのスピードはかなり向上する。
4kのランダムアクセスの転送スピードは、一般的なHDDが0.5~1.5MB/s程度であるのに対し、Crucial RealSSD C300は20MB/s程度の速度を持っている。
OSの起動やアプリケーションの立ち上がり速度が速く、一度SSDを経験すればHDDに戻る事はできない。

64GBは少なくないか?

RealSSD C300の64GBという容量はパソコントータルの記憶容量で考えると非常に少ない。
別途HDDをDドライブ以降に追加する使い方が一般的になるだろう。
CドライブのSSDには、OSとアプリケーションをインストールするのがお薦めだ。
64GBの容量があれば十分という考え方もあるが、実質的にはギリギリの容量と言える。
というのも、SSDの場合は空き容量が50%を下回ると、ウェアレベリングの効率が低下しはじめ、耐久性に問題が出てくるのだ。必ずしも50%空き容量を確保する必要はないが、なるべく空き容量は多い方がいい。
より余裕のあるCドライブを求めるなら、128GBモデルをお薦めする。

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