ソニーネットワークウォークマンでギャップレス再生ができるか試してみる
転送に使ったアプリケーションはSonic Stage CP。
現在の主流であるXアプリは評判が悪いので今回はあえて使わなかった。
まずはATRACから
ATRACのギャップレス再生は成功した。
ATRACは元々ギャップレスに対応したエンコード規格であるからできて当然だ。
ただしATRACは汎用性の低いエンコード形式で、ソニーが提供するSonicStage CPやXアプリしか、再生に対応したアプリケーションがほとんどないのがデメリットになる。
ATRACの再生はポータブルプレイヤーもソニー製品しか対応しない。iPod等で再生が出来ないのも難点だ。
Lameで作成したギャップレスmp3を試してみる
Lameのnogapオプションを使ってエンコードしたギャップレスmp3をNW-E053に転送して、ギャップレス再生できるか試した。
まずは、ギャップレスmp3の作り方から。
GUIで実行できる英語版のソフトが確かあったのだが、今回は簡易的なテストなのでコマンドラインからやってみる。
(1)lameのダウンロードと解凍
googleで「lame」を検索すれば出てくる。説明省略。
(2)解凍したら、32bit版Windowsの場合はx86フォルダ、64bit版Windowsの場合はx64フォルダを適当なドライブのルートディレクトリに移動する。(コマンド打ちの文字数を減らすため)
(3)ギャップレスにしたい曲のWAVファイルを曲順に連続して、lame.exeと同一フォルダに入れる。
例として、01.wavと02.wavを連続した二曲とする。
(4)コマンドプロンプトよりnogapオプションをつけてlameを実行する。曲順も指定。
(5)ギャップレスmp3ファイルとして01.mp3と02.mp3が生成される。
WINAMP再生させてギャップレスで再生されるかを確認してみる。
上記、方法で作ったギャップレスmp3をSonic Stage CPで転送して再生したが、しっかりギャップが入る。
エクスプローラを使ってリムーバブルメディアからMusicフォルダに直接コピーしてもやはりギャップが入る。
NW-E053はギャップレスmp3に対応していないようだ。
AAC(3gp)エンコードも試してみた
CDからAAC形式にエンコードしたファイルを試したが、やはり曲間にギャップが生じる。
WAVならギャップレス成功
CDからリッピングした無圧縮のWAVファイルはギャップレス再生が可能でした。
ただし、容量が多くなるのが難点ですね。
NW-E053は4GBしか内蔵メモリがないので、アルバム10枚も入りません。
NW-E052なら2GBなのでアルバム数枚しか入りません。
まとめ
NW-E053でのギャップレス再生はATRAC形式とWAV形式しかできない。
ソニーウォークマンの過去機種の一部ではmp3やAACのギャップレス再生ができたという報告もあるが、NW-E053では無理みたい。
たぶん現在発売されている他のEシリーズでも同様だと思う。