ThinkPad Edge E420が新登場
従来のThinkPad Edge 14がバージョンアップしてThinkPad Edge E420としてデビューした。
ボディカラーや細部のデザインが変更しており、性能面ではCPUがアップグレードされている。
基本的にはThinkPadシリーズの入門機的な位置付けであるが、ヘビーユーザーでも満足できるような、上級グレードCPUやWindows 7 Professionalの選択もオプションで用意されている。
そんなレノボからの新機種ThinkPad Edge E420を見てみる。
キーボード
従来のThinkPadシリーズとは異なるタイプのキーボードをもつEdgeシリーズであったが、その流れは今回のE420でも同じだ。Edge用に新しく開発されたアイソレーションタイプのキーボードが採用されている。
キーボード中央に赤いトラックポイントがある点については、ThinkPadの流れを引き継いだ。
キーボードにはテンキーは搭載されないタイプで、左右方向の中央に近い部分にスペースキーとタッチパッドが配置される。
なお、15.6インチ液晶搭載の姉妹機種ThinkPad Edge E520にはキーボード右端にテンキーが搭載される。
第2世代インテルCore iファミリープロセッサを採用
ThinkPad Edge E420はプロセッサとして第2世代のCore i3、Core i5、Core i7が採用される。
このあたりは従来のEdgeシリーズからグレードアップしている部分となる。
2コア4スレッド仕様など基本性能に大きな違いはないが、クロック数が少し上がっている。
今回はCore i7についても2コア4スレッドであり、4コアモデルの採用はない。
特に売れ筋になりそうなのが、Core i3-2310Mを搭載した最も価格の安いモデル。ターボブーストは無いが、5万円前後のエントリー機種として人気を呼びそうだ。
また、比較的お手ごろ価格で性能の高い、Core i5-2520M、Core i5-2540Mのモデルも需要があるだろう。
最上位のCore i7-2620Mはコストの問題から多くの受注はないと考える。
ディスプレイは14.0型のHD液晶
液晶パネル表面の処理については、光沢の有るグレア液晶と光沢の無いノングレア液晶の選択が可能になっている。
2種類の液晶パネルが選べるのはユーザーにとっていいことだ。
同じThinkPadシリーズのL420では、より解像度の高い14インチHD+液晶の選択が可能であったが、ThinkPad Edge E420ではその選択ができないのが残念。
このE420はThinkPadシリーズの中でもエントリー向けの機種ではあるが、HD+液晶を選択肢に入れて欲しかったと個人的に思う。
ボディカラー
ThinkPad Edge “14では光沢のあるボディとサイドのツートーンカラーが象徴的であったが、今回のThinkPad Edge E420はやや簡素化してシンプルで質感を求めたものとなっている。
光沢のあるThinkPadとしては派手なボディカラーは廃止された。
ただし、ベーシックな黒に加えてヒートウェーブレッドの選択肢があるのはユーザーとして嬉しいことだ。
光沢のない艶消し色になるが、赤の選択が用意されている。
ビジネスユースなら黒が無難であろうが、ホビーユースなら赤を選択するユーザーも増えそうだ。