AMD PhenomII X6がお買い得(セール期間6/10~7/3)
最近はコストパフォーマンスの面でかなり不利なAMDプロセッサだが、3000円のキャッシュバックであれば、Intelに勝てるのではないか?
さらに、マザーボードの種類によってはキャッシュバックの合計が最大5000円にもなる。
詳しくは、画像のチラシで。
CPUを比較
プロセッサ | 価格最安 | Sandraスコア | コア | スレッド | クロック | TDP |
Core i5 2400 BOX |
¥15,496 | 10689 | 4 | 4 | 3100Hz | 95W |
Phenom II X6 1090T BOX |
¥15,340 | 8640 | 6 | 6 | 3200Hz | 125W |
Core i3 2120 BOX |
¥12,260 | 7669 | 2 | 4 | 3300Hz | 95W |
Sandraの値はhttp://hardware-navi.com/cpu.phpから引用。
表の価格はキャッシュバック前の値段。
コストパフォーマンスを比較すると、キャッシュバック前の価格ではPhenoII X6の選択はまずありえない。
PhenomII X6は値段はCore i5並だが、性能的にはCore i3+αぐらい。
PhenomIIは6コアとは言ってもCore i3の2コアより少し速いぐらいの性能だ。
ただし、3000円キャッシュバックなら選択肢として十分あり得る。
AMDのブランド力を考えれば、マイナス3000円の価格がギリギリ売れ始めるラインでは?
もっと安くしないと数は売れそうに無い。
インテル vs AMD メリットとデメリット
チップセットのSATAはAMD SB850の方が優れる
最近の主力のAMD SB850が採用されたマザーボードには、SATA3(6Gb/s)ポートが6つ付いたものが多くインテル6シリーズよりもメリットとなっている。(内一つはeSATAポートとしてバックパネルにある場合もある。)
インテル系のH67,P67,Z68マザーでは、SATA3が2~4ポート+SATA2が2~4ポートという構成になっておりすべてのSATAポートがSATA3規格ではない。
インテル系の構成でも多くの人が不便を感じないだろうが、ストレージ周りにこだわりたい自作ユーザーならAMDの6ポートSATA3はメリットとして感じるだろう。
AMDマザーボードの方が少し安い
マザーボード価格について、なるべく同機能同メーカーで比較すると、なんとなく1000円ぐらいはAMD系のマザーボードにお得感を感じる。
AMDのオンボードグラフィックはDVI+HDMI出力できない
AMDのオンボードグラフィックスはHD4250やHD4290が採用されており、値段的に中級のマザーボード以上ではSIDEPORTメモリとしてグラフィック専用メモリを内蔵したものが多い。
グラフィックスメモリとしてSIDEPORTメモリだけを指定することも可能で、動画再生や3D描画の性能が落ちるがメインメモリをグラフィックスに占有されない使い方も可能だ。
このほか、インテルHDグラフィックス2000よりも基本的に性能はいい。
ただし、その差は大きくなく、いずれにせよ3D描写性能を要求する本格的なゲームをするなら、グラフィックスカードの増設が必要になる。
インテルHDグラフィックスはDVI、HDMI、Dsubの任意の2系統でマルチモニタ(デュアルディスプレイ)環境を構築することが可能であるが、AMDのオンボードグラフィックスはDsub+DVI、あるいはDsub+HDMIの組み合わせでしかマルチモニタを構築することができない。
最近はアナログのDsubよりもデジタルのDVI、HDMIを使った接続の機会が多いので、このあたりのAMDの仕様は時代遅れと言えデメリットだろう。
AMD PhenomII X6 3000円~キャッッシュバックは価値有り
デジタル+デジタル接続でのデュアルディスプレイの構成を考えている人を除けば、AMD PhenomII X6の選択はメリットの方が多い。
コストの問題も3000円~のキャッシュバックによりインテルよりお得感のある価格設定になっている。
Core i3クラスのPCの自作を考えている人は、AMD PhenomII X6を検討する価値は十分にあるだろう。