SSDの寿命が長いのはハードディスクドライブと比較した利点?
ハードディスクドライブは長らくパソコンの記憶装置として使われてきて久しく、最近ではドライブ自体の大きさが非常にコンパクトになった上に、安価で大容量のものが入手できるようになり、その地位を確固たるものとしています。しかしそれにとって代わろうとしているのがSSDではないでしょうか?SSDはフラッシュメモリを記憶媒体として用いているため、読み込みが非常に速いだけでなく、ハードディスクドライブより故障の恐れが少なく一般的に寿命も長いと言われています。ではSSDの寿命とは一体どれくらいなのでしょうか?
SSDの寿命を気にするなら総容量の大きい物を買えばいい
SSDが出始めた数年前にはハードディスクドライブにとって代わるが寿命が数年しか持たないという話を時々耳にしました。ハードディスクドライブは故障さえなければ何度でも読み書きできますが、SSDは半導体のセルにデータを書き込みますが、この書き込み回数に限度があるために、それが数年なのではないか?と言われていたからです。
ですが実際に数年経過した今、SSDの寿命が記憶媒体として問題になるようなことは言われていません。その理由は簡単で値段がどんどん安価になり、大容量のSSDが増えてきたからでしょう。上記のように、1つのセルの書き込み回数に限度があるということは、SSDの総セル数つまり総データ容量が大きくなればなるほど寿命が長くなるのです。当初はせいぜい128GB程度だったSSDも、最近では1TBレベルのものの出回るようになりましたし、普通に使っていれば寿命は100年以上とも言われています。記憶装置の世界では数年もたてばどんどん安くなってしまいますので、数年レベルの寿命など問題にならなかったのですね。