ASRock InstantBoot 4秒で起動が可能らしいが…
ASRockの多くのマザーで対応するInstantBootは、次回の起動時間が4秒でできるという優れもの。
今回はASRock 870icafeで実証してみる。
仕組みは、以下のようになっており意外とシンプルなもの。
1:ユーザーが通常のシャットダウンの操作をする。
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2:再起動が掛かる。
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3:再起動完了後は自動的にスリープか休止の状態になり、メイン電源が落ちる。
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4:次回起動時は電源ボタンを押せばOK。
Fast Modeは再起動後にスリープ状態になるのに対し、Regular Modeはスリープ状態になり、ユーザーによる次回の電源オンを待つ。
なお、ここで言うスリープとか休止というのは便宜的に用いているだけで、純粋な意味でのWindowsのスリープ、休止状態なのかどうかは不明。
もしかするとWindowsではなく、ASRockのソフトウェアがスリープや休止っぽい処理のしているだけかもしれない。
自動ログインの設定が必須
自動ログインの設定をしておかなければ、シャットダウン後の自動的に行われる再起動時にパスワードの要求が表示される。
この段階で席を立っていれば、PCの電源は翌朝までつけっぱなしとなってしまう。
ファイル名を指定して実行で「control userpasswords2」を入力することで、自動ログインの設定画面に移れる。
「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックをはずす。
実際使ってみると
Regular Modeは休止状態からの復帰となるので、復帰にはある程度の時間が必要。
起動が早くなったWindows7なら、もはやあまり意味はないのではと感じた。
Fast Modeはスリープからの復帰となるので、4秒どころか2.5秒ぐらいで復帰できた。
この速さなら、状況によっては利用価値はあるかもしれない。
ただし、起動自体が早くなるわけではないので、過度の期待は禁物だ。