AMDの次世代CPUソケットとしてAM3+が発表され、マザーボードメーカー各社から対応する機種がデビューしつつある。
これまでのAM3ソケットではAthlon II/Phenom II が対応し6コアまでのプロセッサがラインアップしてきた。
次期AM3+では8コアのBulldozer(FXシリーズ)の投入が予定されており、期待が高まる。
そんな中、AsusとMSIは、従来型のAM3マザーボードのBIOSをアップデートさせることでAM3+に対応できるサポートを行うと発表している。
ただし、すべてのAM3マザーがBIOSアップデートに対応するわけではない。
ASUS
チップセットに890FX+SB850および890GX+SB850を搭載した、AM3マザーの中でも上位機種に相当する以下の6機種がBIOSのアップデートでAM3+に対応する。
Crosshair IV Extreme
Crosshair IV Formula
M4A89TD PRO/USB3
M4A89TD PRO
M4A89GTD PRO/USB3
M4A89GTD PRO
MSI
以下の14機種のマザーボードがBIOSアップデートでAM3+に対応する。
AMD 890FX、AMD 890GX、AMD 880G、AMD 870、AMD 770、AMD 760Gを採用した上位モデルからエントリーモデルまでの幅広い機種が対応する。
今回はMSIのサポートの良さが際立った。
現在、発表されているすべての機種についてのBIOS対応が完了しているわけではないが、今後アップされる予定。
890FXA-GD70
890FXA-GD65
890FXM-G65
890GXM-G65
880GMA-E55
880GMA-E45
880GMA-E35
880GMS-E35
870A-G54
870S-G54
870A-G46
870S-G46
870-C45
760GM-E51
760GM-P33
この中で日本市場で多く流通しているのは、890FXA-GD70、880GMA-E45、890GXM-G65、870A-G54、760GM-E51の5機種となる。
GIGABYTE、ASRock
GIGABYTE、ASRockのマザーボードはBIOSアップデートによるAM3+への対応サポートは行われない。
GIGABYTEはソケットをAM3+専用に入れ替えてRevアップした新機種を発表している。
ASRockも新機種で対応。AM3+ソケットは黒いのが特徴だ。