パソコンの故障、電源が急に頻繁に切れるのはソフトウェアのせい?
パソコン、特にノートパソコンの故障の相談でよくある例は、急に電源が落ちてしまうという症例です。特定のソフトウェアを走らせているときのみに起こるわけではなく、ましてやウィルスに感染したというわけでもないのに、普通に使っているだけで電源が勝手に突然切れてしまうということが起きてしまうのです。このような症状の原因は一体何なのでしょうか?
パソコンの故障、熱暴走を食い止めるために冷却機能のチェックを!
この症状の主な原因として考えられるのは、パソコンのCPUの熱暴走です。正確に言えば、パソコンがCPUの熱暴走を食い止めるために、ある温度まで温度が上がり続けていると自動的に電源を落とすような仕組みになっているのです。パソコンは使用負荷が大きくなると、CPUはどんどん熱を発生し、温度が高くなっていきます。あまり温度が高くなると回線が焼き切れるなど故障の原因になってしまうので、普通はファンなどで冷却していますが、それでも下げきれないくらい温度が上がってしまうのです。
頻繁に電源が落ちてしまうということは、すぐに温度が上がってしまうということなので、まず疑うべきなのは故障ではなく冷却機能が正常に作動しているかどうかでしょう。どんなに外から見て綺麗に見えているPCでも、中を空けてみるとホコリがびっしりつまっていることがあります。特にファンにホコリがたまっていて回転能率が落ちていたり、空気の出口にホコリがたまっていたりしてつまっているとうまく冷却できなくなります。エアダスターなどで掃除をしてみることをオススメします。それでも症状が改善しないようであれば、パソコンの冷却グッズを試してみるとよいと思います。